ザンビア産のホワイトキャップアメジストクラスターです。
短柱状のアメジストクラスターですが、ポイント上部がクリアクォーツになったアメジストファントムのクラスターでもあります。
ブラジルやウルグアイでスノーキャップアメジストがありますが、それはトップにドゥルージー状のクォーツが被さった物です。この様なクリアクォーツが被さった物は殆ど見た事がありません。
母岩はアゲート状になっており、アメジストクラスターではよく見る形状です。アメジストの発色は微量成分の鉄分によるもので、この様なクリアクォーツが被さった物は、水晶の成長過程で、熱水の鉄分が無くなった事を示した物と思います。その様な現象が起こる事が稀であり、ホワイトキャップアメジストがなかなか見られない要因と思います。
ザンビア産の水晶は日本では一部の水晶(シャンガンアメジスト等)を除いて殆ど流通しておらず、入手が難しいです。さらにこの様なレアタイプはさらに入手困難です。
残念ながら、詳細な産地は不明です。mindatで調べれば分かるかも知れません。
78.0×60.6×42.1mm 162.22g
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